前宮崎県知事の東国原英夫(53)が21日、都内で映画『英国王のスピーチ』試写会に参加し、PRトークイベントを行った。同作は、現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の半生を映画化した歴史ドラマで、吃音障害を抱えた内気なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りてコンプレックスを克服していく姿を描いたものである。東国原は「正直申し上げて、内容は見ていない」と明らかにし、映画の主人公、ジョージ6世についても「存じ上げてなかった」と正直に語った。その後、東国原は映画を未見ながら、「私も人前で話すことを生業としているので、彼の苦難を乗り越えるプロセスには興味がある。トップに立つことの孤独は分かるし、それは本当に身近な人にしか支えられないもの」と共感しているようであった。イベント後の囲み取材では、「知事立候補に期待していいか」など、報道陣の質問は同氏の去就に関するものばかりであった。同氏は「あらゆる選択肢を排除していない」と明言を避けたが、映画PRの担当者が「映画の質問もして!」と要請を受けるという一幕もあった。(撮影:鈴木鍵一)

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