映画『死にゆく妻との旅路』の初日舞台挨拶が26日、ヒューマントラストシネマ有楽町で行われた。舞台挨拶には、三浦友和(59)と石田ゆり子(41)、塙幸成(46)監督が出席した。物語は、多額の借金を抱えた男が、妻のがんを知り、夫婦で放浪の旅に出るという内容である。山口百恵(52)を妻に持つ三浦は「人ごとではないと思いました。自分自身の夫婦のあり方、これからを考える機会にもなった。ぜひ、ご夫婦で見て」と作品をアピールした。石田は「こんなすてきな友和さんと一緒にいられてうれしかったです」とコメントすると、三浦は照れて笑っていた。また、高速道路の土日1000円の日を狙ったハードスケジュールで撮影したことも明かされ、塙監督は「2人とも人格ができているので、怒られずにすみました」と笑っていた。家庭では、妻の山口を『お母さん』と呼んでいるという三浦は「映画で印象的だったのが石田さんから『名前で呼んでほしい』と言われるところ。女性はそんな欲求があるのかなあ…」。石田から「名前で呼ばれたいものですよ」と三浦は諭されていた。(撮影:小山伸正)