26日、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で映画『SP 革命編』が行われた。舞台挨拶には、主演の岡田准一(30)をはじめとする、出演者の堤真一(46)松尾諭(36)、神尾祐(41)、波多野貴文監督(38)が登壇した。公開初日の12日に舞台挨拶が予定されていたが、前日11日に東日本大震災が発生し、2週間延期された。大阪出身で、95年の阪神・淡路大震災で被災した岡田は、「これからは元気が大事になってくると思います。『SP』が少しでも力になれば」と被災地へエールを送った。堤は、「震災にあったことでいろんなことを考えました。それまでの自分たちの生活、東京で暮らすこと、電気をくうこと、忘れがちだった。皆さんも何かを感じてワサワサしていますよね。その感じ、大事だと思います。自分自身の革命のために、この経験を生かしていきましょう」と話した。神尾は、福島県いわき市の実家が福島第1原発の事故で避難生活を強いられていることを告白し、「この瞬間も戦っている方がいる」と被災者を心配していた。同作はこの日で観客動員100万人を突破した。配給の東宝は収益金の一部を寄付することも発表した。(撮影:江口明裕)

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