このたびの地震で、実家のある茨城県北茨城市大津町が津波の被害に遭い、思い出の場所、すべてを失ってしまった石井竜也(51)。
ここにまた、一人のアーティストが震災による深い悲しみに接して慟哭している。
本来なら、デビュー25周年のアニバサリーイヤーに際し、華やかなプロモーションが展開していたであろう。
しかし、彼は大きな決意の元、現在、チャリティコンサートを行っている。

撮影はアラーキーこと荒木経惟。迫力と迫真のグラビアに石井から被災者…日本全国民へ、魂のメッセージが贈られた。
「今の厳しい現状を乗り越えてください」

‘85年に米米CLUBとしてデビュー後、音楽や映像等の制作活動を通し表現者としての才能を存分に発揮してきた石井。3月に発売した25周年記念アルバム『MOON&EARTH』では太陽と月の距離感を、人と人の距離感にたとえ表現。2年ぶりのリリースへの思いも語る。
「元来、日本人が持つセンチメンタリズムとロマンチシズムを表現した」。
そして次の言葉を投げかける。
「いまの社会では、人と人の関係、親と子ども、友だち同士でも、距離感を取るのが下手になってしまっているでしょう? 文字だけのやりとりじゃあ、2人以上の人間関係は構築しにくいような気がしますよね」。

この時代、石井の歌と言葉が投げかけるものとはなんだろう。
(撮影/荒木経惟)

※ファンの皆様へ
石井さんのご家族は無事です。ご安心下さい。