5日、東京・SHIBUYA-AXで女優の三田佳子(69)が50周年特別公演『私の中のピアフ~いいえ、私は後悔しない~』初日を迎え、囲み取材を行った。50周年記念公演を兼ねた開催ということで、故エディット・ピアフの生き方や心情に自らを重ね、初のシャンソンを披露している。震災発生で開催を悩んだが三田だが、周りからの激励もあったようで、「舞台に立つことが私に出来ること。やるしかない」と力強く語った。また、今回の公演の収益や自身のギャラを東日本大震災の被災地へ寄付することを発表した。三田は、86年のNHK大河ドラマ『いのち』で青森、92年映画『遠き落日』では福島で撮影し、東北に思い入れがある。「いろいろな方々から後押ししていただいた。今度は、私の元気な姿を力にしていただければ」と涙を滲ませながら話した。芸能生活50周年については「人さまの時はオバケだと思いましたけど、自分はまだ何もない。始まりというのが実感。こんな震災の時なので、私も皆さんと(新たな)一歩を踏み出したい」と被災地に励ましのエールを送った。(撮影:鈴木高宇)

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