2日、都内で映画『津軽百年食堂』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には主演したオリエンタルラジオの藤森慎吾(28)と中田敦彦(28)、ヒロイン役の福田沙紀(20)らが出席した。物語は、東京で暮らす青年が、故郷への反発や父親への葛藤を乗り越え、青森・弘前で100年続く家業の老舗食堂を継ぎ、4代目店主となるまでを描いた内容となっている。
藤森は、「いいチームワークで楽しい撮影ができた」と自信満々に初主演映画の撮影を振り返っていた。一方、福田は藤森の印象について「とても優しくて、お芝居にもすごい集中力で真面目に取り組んでいた……のですが、撮影後にテレビで見たら、すっかりチャラいキャラクターで意外だなって」と苦笑し、笑いを誘った。映画の撮影は青森で、ロケ地も東日本大震災の影響で大きな被害を受けた。初日の開演前には、出演者らがロビーに立ち、募金活動を行った。藤森は「地元の方には本当にお世話になった。あったかい映画ですから、これを見て、1人でも笑顔にできたらうれしい」。中田も「1日も早く直接行きたい。何ができるか分からないけど、何か力になりたいと思っています」と話し、被災地への思いを語った。(撮影:柴田悟)