例年の10倍ともいわれる今年の花粉飛散量。だが、大変なのは人間だけではない。近年、花粉症はペットにも急増しているのだという。ペットクリニック『ゴトフ』の獣医師・藤本愛彦院長は「この10年間で10倍に増えたという報告もあります」と語る。

藤本院長によると、原因となる花粉は、人間ではスギやヒノキが多いが、犬の場合はブタクサが多いという。そのため、犬の花粉症のピークは5~8月になる。なかには、長期のステロイド治療により、皮膚がボロボロになってしまっているワンちゃんも多いという。

川崎市に住むKさんの愛犬・マメ柴くん(7歳・オス)も、1歳を過ぎたころから花粉症に悩まされてきた。シーズン中は、目やお腹、足の毛は抜け落ち、掻きすぎるあまり出血もみられるほどの重症だった。

幸い、現在は、適切な治療を受けたおかげでマメ柴くんの症状は緩和されているという。気になるペット花粉症のチェックリストと対策法は本誌にて。これから始まる本格飛散シーズン、あなたの愛犬は大丈夫?

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