13日、東京・墨田区のすみだパークスタジオで、舞台『アンタッチャブル』の製作発表が行われた。発表会には、主演の松平健(57)はじめとする、名高達男(60)、貴水博之(41)ら出演者が出席した。当初は1カ月前に予定されていた会見だったが、震災の影響で延期になっていた。物語は、シカゴの街を牛耳るギャング一家のボスのアル・カポネが主人公で 、『非道のカポネ』像を覆すラブコメディーとなっている。アル・カポネを演じる松平は「カポネといっても殺しの場面もないラブ・コメディー。楽しく見てもらって明るい気持ちになってくれれば」と話した。また、松平は、初挑戦のコメディー作品である。スピーディーな展開に、歌や踊りが盛り込まれてることに関して、「みんなと息を合わせて、テンポに乗り遅れないように頑張ります」と意気込みを語った。また、発表会では、首都圏の避難所で不安な日々を送っている東日本大震災の被災者を、公演に招待する計画が発表された。松平は「少しでも明るい気持ちになっていただきたい」と話し、名高も「被災された方を少しでも招待して、皆さんに笑って喜んでいただければいいなと思います」と話し二人共エールを送った。(撮影:河崎文雄)