原発事故で避難した住民に直接謝罪するため、4月22日に福島県郡山市の避難所を訪れた東京電力の清水正孝社長(66)。役員らと何度も土下座し、避難者からは厳しい言葉が浴びせられた。
清水社長とは、どんな人物なのか。‘09年まで清水社長が住んでいた横浜を訪れると、近所の住民は「正孝さんは小5のとき、父親の兄弟の家から養子としてこの地に来たそうです」と語った。
養父も東電幹部だったという。前出の住民は「お父さんは総務部長を務めていたそうです。当時の社長に気に入られていた人物で、近所の人たちは『だから息子さんも出世できたんだ』と言っていましたね」と語った。
社長就任直後の‘09年に、清水社長は養父から相続した土地を売り払い、都内に3億円と
もいわれる新居を購入している。コンプレックスの源であった養父を超え、その複雑だった思い出とともに、土地を処分したのだろうか。東電トップの隠された過去を本誌で公開!