9日に肺炎で87歳で死去した東映名誉会長の岡田茂の告別式が11日、東京の青山葬儀所でしめやかに営まれた。里見浩太朗ら2100人が参列。岡田に別れを告げた。前日の通夜と同じく、俳優の小林稔侍(68)が司会を務め、里見浩太朗(74)松坂慶子(58)仲村トオル(45)ら約2100人が参列した。棺には他界した俳優の写真や自身がプロデュースした『きけ、わだつみの声』など7作品のDVDのジャケット、好物だったオムライスと寿司の写真、通夜の様子を報じた11日付スポーツ新聞などが納められた。出棺の際には『ビー・バップ・ハイスクール』に主演した仲村や、東映フライヤーズ(北海道日本ハムの前身)の投手から東映専属俳優に転身した八名信夫(75)が棺を担ぎ、天国へ送り出した。岡田に見いだされて東映の看板女優となった女優の佐久間良子(72)「男性路線の中で、『五番町夕霧楼』は社運をかけた映画でした。あふれるばかりの観客を見て、『本当に良かったな』とうっすらと涙を浮かべ、握ってくださった温かい手のぬくもりを忘れることができません」と涙を浮かべて語った。(撮影:河崎文雄)

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