俳優の浅野忠信(37)が16日、都内で7月2日公開の米ハリウッド映画『マイティ・ソー』の凱旋帰国会見を行った。同作は、人気コミックが原作で、神の世界では最強の戦士ソーは、あまりの身勝手さに父オーディンに、武器と力を奪われ、地球へ追放されてしまったソーの破天荒ぶりを描いたものとなっている。浅野はオーディションを受け、ソーをサポートする三銃士の一人、ホーガン役に抜擢された。「日本映画で『ホーガン』という役名はあり得ないので、嬉しかった」と笑顔で話すと、ハリウッドの撮影現場は「驚きの連続。セットも機材も僕らの衣装もメイクルームも、何から何までとんでもない規模でした」と振り返った。浅野は、母方の祖父がアメリカ人だそうで、「少なくともアメリカ人の血は入っているので、意識していた。小さい頃からいつかアメリカの映画に出たらおじいちゃんに会えるかなと思っていた。ついにお墓参りもできました」としみじみと語った。会見には『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』で共演した女優の松たか子(34)が駆けつけ花束を手に祝福した。松は「よくぞご立派になられて」と夫の出世を笑顔で称えた。(撮影:鈴木鍵一)

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