全米オープンで昨年を上回る30位で終えた石川遼(19)が21日、帰国し、記者会見を開いた。国内で2週連続予選落ちを喫した後の大舞台だったが「結果が悪い時こそ、結果にこだわってはいけないと思っていた」と自身に言い聞かせて不振を克服し挑んだ。石川は「いかに世界のトップと差があるか痛感した」と振り返った。優勝した同世代のロリー・マキロイ(22)に関しては「年が近いので、すごく大きな刺激。自分もいつかあのレベルにいきたい」と話した。また、マキロイのプレーから「アイアンで攻めていくショットメイキングが大事。ショットを極めることがすごく大事だと思った」と、アイアンショットの精度を上げることの大切さを学び、今後の課題が見えたようだ。今後石川は国内戦・ミズノオープンに出場する。現地入りは開幕前日で、練習ラウンドなしのぶっつけ本番となるが、「日曜日に優勝争いをするために、初日から3日間かけてコースを把握したい。難しい戦いになると思うけど楽しみ」。メジャーの舞台で得た収穫をぶつける。(撮影:鈴木鍵一)

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