25日、都内で、映画『デンデラ』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、女優の浅丘ルリ子(70)、倍賞美津子(64)、草笛光子(77)天願大介(55)らが出席した。本作は、姥捨山伝説の後日談を描いた作品で、捨てられた老女たちが『デンデラ』と呼ばれる集落で困難な状況に立ち向かう姿を描いた作品となっている。主演の浅丘は過酷な状況だった撮影を振り返り、「炭の数が足りなくて、隣町の炭も買い占めたし、カイロも25,000個用意しました。でも共演者の楽しくうるさいお姉さんたちがしゃべりまくっていて、楽しかったですよ」と極寒の中での撮影だったようだが、楽しむことができたようである。特殊メイクで100歳の老女を演じた草笛は「女優の底力を観ていただけたら。あれ(同作の撮影)を乗り越えられたのだから、これからの人生も乗り越えられると思います」と作品PRした。天願監督は「今回の現場では、僕なんて若造。いや、小僧でしたね。皆さんお元気でよくしゃべる。男はダメですね」と圧倒されたようだ。また、先日、旭日小綬章受章した浅丘は祝福され「70歳というのはいい歳なのかしら。56年こつこつやってきたことが受章につながりました」と喜んでいた。(撮影:河崎文雄)

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