4日、横浜で、スタジオジブリ映画『コクリコ坂から』の完成発表会見が行われた。会見には、声優を務めた長澤まさみ(24)とV6の岡田准一(30)宮崎吾朗監督(44)、鈴木敏夫プロデューサー(62)が登場した。同作は宮崎監督の2作目で、舞台は東京五輪を翌年に控えた横浜。港の見える丘にあるコクリコ荘という下宿屋を切り盛りする16歳の女子高校生・海を主人公に、親子2代の青春を描いている。海の声を演じた長澤は「正直で一生懸命な人がいっぱい出ている。この時代に生まれたかった」語った。海とひかれ合う17歳の俊を演じた岡田は「ピュアで何かキュンキュンする、いいなあと思える映画になった」と同作の魅力を語った。声の収録振り返り長澤は「初めは張り切りすぎて、声を張ってセリフを喋っていたら『そんなんじゃない』と監督に言われた」と苦笑いすると、鈴木も「最初にまさみちゃんに、あるシーンのセリフを喋ってもらったら明らかにミスキャスト。どうしようかと思った」と当時の心境を打ち明けたが「普通に喋るとどうなるのって聞いたら、彼女が『暗くなります』って言うので、それでやってもらったら、吾朗監督が『これだ!』と言った」と語った。(撮影:横山孝行)

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