10日、横浜市内で、SPEEDの今井絵理子(27)が初めて手がけた絵本『ころがってごらん』の読み聞かせイベントを行った。聴覚障害のある息子・礼夢君(6)と過ごす今井が、母親の視点でストーリーを書き下ろした冒険物語である。読み聞かせ会が始まる前に会見を開いた今井は「母親になっていつか絵本を書いてみたいと思っていた。子どもたちのまわりには絵本があふれているので、その中の1冊でありたいな」と明かし、「6年越しの夢がかないました」嬉しそうであった。礼夢君が通っている学校では、週1回、絵本の読み聞かせを母親が行うという。「自分たちで手話表現を考えなくちゃいけないことが大変で、何か見本となるような絵本があったらいいなと思って、(付録の)DVDをつけました。それを見ながら手話をまねしたら、大変さも少しは減るんじゃないかな」と特典のPRをし「親子のコミュニケーションのツールとして、絵本の読み聞かせは大事なこと」と語った。また、礼夢くんは、4月から小学生になったそうで、「私に似て忘れ物が多い」と苦笑いしながらも「先生に怒られても我慢して泣かないでいるのを見ると成長したなって思います」と笑顔で語った。(撮影:小山伸正)

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