16日、都内で、映画『大鹿村騒動記』のプレミア試写会が行われた。試写会には佐藤浩市(50)、松たか子(34)、瑛太(28)、石橋蓮司(69)ら出演者と映画の主演を務めた腸閉塞と肺炎を併発し入院加療中の俳優の原田芳雄(71)が登場した。同作は、長野・大鹿村に300年伝わる村歌舞伎を題材にした群像喜劇で、原田が映画化を坂本監督に提案したことで実現した。後か登場した原田は、のどの炎症が原因で声が出にくいため、原田の書き記したメッセージを石橋蓮司が代読。「原田芳雄は見掛けに寄らず非常にシャイでございまして、皆さんにメッセージを送るのに恥ずかしいと言うんで代読させていただきます。『今日はどうもありがとうございます。どうぞごゆっくりとご覧下さい』」と読み終わると会場から拍手が沸き起こり、原田は、感極まり泣き崩れた。阪本監督によると、楽屋で原田と話した際16日に行われる初日舞台挨拶に関して「来る気まんまん。『俺は絶対戻ってくるからな』と話していた」という。また、原田は、来年の2月29日の誕生日にはライブを開いて歌うと話していたそうだ。(撮影:横山孝行)