東京・あきる野市の秋川キララホールで、あきる野市の市制15周年記念映画『五日市物語』の完成披露試写会が行われた。舞台挨拶には主演の遠藤久美子(33)、山崎佳之、田中健(60)、小林仁監督が登壇した。白の涼しげなワンピース姿で登場した遠藤は「本日は本当にありがとうございます。私はこの作品にかかわらせていただいて、心底幸せだと実感しております」と挨拶し、「私の人生の成長の大きな糧となった作品。出会えた人すべてが温かくて、本当にうれしい」と語り感無量な様子であった。1年かけて風景を順撮りで撮影するという贅沢な環境で撮影された本作は、撮影を振り返って田中は「彼女の顔がどんどん変わっていって、最後は自然の中に溶け込んでいる」と絶賛すると、遠藤も「四季を通じて撮影をしているせいか、都心部から五日市にやってくるという役柄と同様に、わたし自身もどんどん五日市の魅力を感じていった」と1年遠藤にとっても自分の役に真摯に向きあいながら挑むことのできた現場だったようだ。(撮影:河崎文雄)

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