9月13日、都内で、舞台『ピアフ』制作発表会が行われた。発表会には、大竹しのぶ(54)、碓井将太(19)らが登場した。本作は、フランスが生んだシャンソンの女王、エディット・ピアフの生涯を描いた作品となっている。大竹は20歳のときに歌舞伎俳優の中村勘三郎(56)からピアフの自伝を贈られたエピソードを披露し「なぜ歌声が心に響くのか、芝居を通じて分かるように演じたい」と意気込みを語った。ピアフの生き方に共感する部分もあり「後悔しない生き方は、自分に近い。『もういいの』っていう風に生きたい。一生こうやって生きていけたらいいなと思います」と心を明かし、「ただ一生懸命生きるエネルギーを感じてほしい」と作品をPRした。また、劇中ではピアフを愛する数々の男性たちが登場する。ピアフの生涯最後の恋人役を演じる碓井は、「10代最後の作品になると思うので、僕が大竹さんの最後の恋人を全うしたい」と35歳差のカップル役への意気込みを語ると、大竹は顔を覆って「10代の子と恋人なんて本当にすみません。心だけは恋人に見えるように頑張りたい」と語り、笑いを誘った。(撮影:小山伸正)