11月1日に双子の男の子が誕生し、昨年2月に生まれた新菜ちゃん(1)に続き、3児のパパとなったダイヤモンド☆ユカイ(49)。7月発売の著書『タネナシ。』で告白した“無精子症”を乗り越えた、その喜びと感動を振り返った。
「『残念ながら無精子症です』と医師から聞かされたときは、大ショックだよ。むかし関係のあった女性から『あなたの子供ができた』と結婚を迫られたことがあったけど、あれは嘘だったのかよとか、避妊しなきゃよかったなぁなんて、不謹慎なことばかり頭に浮かんだね」
では、なぜ無精子症のユカイがパパになることができたのか。夫妻の不妊治療を担当した、セントマザー産婦人科医院の田中温院長は「『無精子症』には2種類あります。1つは精巣で精子が作られていない『非閉塞性無精子症』。もう1つは精子が作られているにもかかわらず、精管が詰まっている『閉塞性無精子症』です。ユカイさんは後者でした」と解説する。つまり彼には、不妊治療しだいで子供を授かる可能性が残されていたのだ。
だが、治療には苦痛が伴ったという。「検査は、睾丸を切って、精巣に直接、針を刺して精子を取る。中学生くらいだったら逃げちゃったかもしれないね。だけど、不妊治療は妻のほうが大変なんだよ。ホルモン注射を1週間くらい打ち続けなきゃいけないし、卵を取り出すのが、すごく痛いらしい。でも、妻は何も言わなかった。我慢している姿が痛々しかった」とユカイは語る。
不妊治療は2度の失敗を繰り返すも、夫婦はそれを乗り越えた。昨年の3回目の治療で女の子を授かり、そして今回、4回目の不妊治療の成果で、今度は双子の男の子が誕生したのだ。
「帝王切開の立会いだから、目の前でお腹を切るのが怖かったよ。双子のボーイズが出てきたときは、女性って宇宙人じゃないかってくらい、感動した。長男『頼音(ライオン)はジャイアンみたいな性格じゃないかな。次男『匠音(ショーン)はクールな2枚目風。妻も俺も、お互い涙を流したね……」
ファミリーの新しいステージは始まったばかりだ。
(女性自身11月22日)