69年8月にスタートした、国民的テレビ時代劇『水戸黄門』が、とうとうこの12月で終了する。現在の5代目黄門さまを演じてきた里見浩太朗(74)は、ことし8月、番組終了の第一報に、「後ろから、ばっさり斬られたような感じ」と、無念さをのぞかせた。

そこで、『水戸黄門』取材歴20年という、時代劇コラムニストのペリー萩野さんに、12月19日に放送される『最終回2時間スペシャル』の収録が進む、京都・太秦の撮影所で、里見黄門さまに直撃取材をしてもらった。

――里見さんは東野黄門さまと西村黄門さまのとき、助さん役でした。
「そう、いろんなことを教わりました。東野黄門さまの笑い声は『かっかっかっ』でしたでしょう。それで西村黄門さまは『ホッホッハハハ』と工夫して、変えた。笑い声ひとつでも、それぞれの黄門さまのスタイルを作る。大事な要素になっているんです」

――里見さんが助さんの時代に、歴代最高視聴率の47.7%を記録しています。
「当時、宮城県にイベントで行ったときでした。沿道に人があふれて、東野さんに手を合わせて拝んでるんですよ。これは凄いことになったと思いましたね」

――西村さんや佐野さんなど、みなさん黄門さまを演じる前に「ニセ黄門」として出演していますが。
「あれはカメラ・テストの意味もあるんです。私も西村黄門さまのとき、助さんが黄門さまのふりをするというシーンで、ニセ黄門をやりました」

――最後に、すごく気になるのですが、『2時間スペシャル』のラストは、どのように描かれるのでしょうか?
「また、お忍びで旅に出ます(笑)。ファンのみなさんの応援があれば、またお会いできるかな、と」

――期待しています!

(女性自身11月29日・12月6日合併号)

関連カテゴリー:
関連タグ: