11月19日、都内で、舞台『下谷万年町物語』の製作発表会が行われた。発表会には、宮沢りえ(38)、藤原竜也(29)、アイドルグループ・AAAの西島隆弘(25)、原作者の唐十郎氏(71)、演出を手がける蜷川幸雄氏(76)が出席した。本作は、唐&蜷川のコンビで1981年に初演されたものの再演となる。蜷川作品初参加となる宮沢は「プレッシャーが大きい役なので、(出演を)ちょっと迷った。でも、この戯曲をほかの女優さんがやったら悔しいだろうなと思いました」と語った。宮沢と同じく初参加となる西島も「ちょうど進化したいと思っていた時期なので頑張りたい」と語った。蜷川作品は1年ぶりの藤原は「気合を入れ直そうと思ってた時に、いいタイミングで巡り合えた」と喜んでいた。また、蜷川は厳しい指導で有名だが、宮沢は「何なら、灰皿が飛んでこいという気持ちで稽古に臨みたい」と意気込みを語った。藤原は過去の稽古を振り返り「最近イスも飛んできまして、殺されるんじゃないかと思いました」と話し、会場の笑いを誘った。これに対し蜷川は苦笑しながら「『最近は優しくなったね』と言わせてやるぞ」と反論し笑いを誘った。(撮影:小山伸正)