11月26日、都内で、映画『ハードロマンチッカー』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、俳優の松田翔太(26)、永山絢斗(22)らが登場した。

本作は山口県下関市を舞台に、けんかに明け暮れる無軌道な若者たちの姿を描く。在日韓国人で高校を中退したフリーターのグー(松田)は、ある日後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていく物語となっている。松田は「皆さんの気分はお察ししますが、こういう映画を作ってみました」と挨拶をし、撮影を振り返り「スタッフさんや監督の持ってるかっこいい美学に自分も参加できた。すごく自由にできたし、面白かったです」と充実の笑みをうかべていた。

松田と普段から親交のある永山は現場での松田について「現場では別人。鬼のような翔太くんだった」と役に没頭していたことを明したが「そんな集中する姿がとても勉強になりました」と話すと、松田は「普段は次男なので、人との間を大事にし、お茶目なこともやっているんですけど」と前置きしつつ、「(今回の)現場だと仲の良い絢斗でも(役作りのため)無視しなきゃいけなかった。それが鬼のように見えたのかな」と苦笑していた。(撮影:河崎文雄)

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