11月29日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で、東映創立60周年記念作品映画『北のカナリアたち』の制作発表会が行われた。

発表会には主演を務める吉永小百合(66)、共演の里見浩太朗(75)、柴田恭兵(60)、仲村トオル(46)らが出席した。本作は、20年前に島で起きた小学生の転落事故の真相と、教師の川島はる(吉永)と生徒6人の歌を通じた交流も描くサスペンスとなっている。

12月2日に札幌市でクランクインし、その後、厳寒の利尻・礼文島で撮影することになっている吉永は「インフルエンザや肺炎予防の注射もして万全。稚内からのフェリーが強風で出ないことも多いので、越冬も覚悟!」と意気込みを語った。

吉永の父親役の里見は「『キューポラのある街』を見て以来のサユリスト。28日に75歳の誕生日を迎えたが、天が与えてくれた贈り物」と初共演を喜んでいた。

里見のほかのキャストも今回初共演となる吉永は「黄門様(里見)も、あぶない刑事のコンビ(柴田と仲村)もいて、大人チームはバラエティーに富んでいるし、私の教え子の20年後を演じる(若手の)方たちは本当に芝居が上手。彼らの芝居を十分に引き出せるように取り組みたい」と語った。(撮影:小山伸正)

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