松嶋菜々子主演の『家政婦のミタ』第8話の瞬間最高視聴率は31.5%と、今年放映のドラマで最大のヒットとなっている。その影響で、いま家政婦たちが注目を浴びている。そこで現役の家政婦に、ドラマもかすむ超リアルな現場で「何を見た」のかを語ってもらった。

都内在住で喫茶店アルバイトと家政婦の両立で生計を立てているのは高田真知子さん(仮名・32)。彼女が通うのは、共働きのうえ奥様が全く家事のできない家庭。しかし、掃除のできない奥様は、家政婦にはうるさかった!

「このお宅ではほうきや掃除機を使うことを禁じられているんです。奥様いわく『そんなのを使ったら部屋にホコリが舞ってしまうでしょ!』と。だから、広い一軒家すべてを水拭きと空拭きしなきゃならないんです」

掃除以外にも、奥様から“重大任務”を任されることに。

「子供のいないこの家庭では、愛犬チワワを溺愛してるんです。その“チワワ様”の世話も仕事に入っているんです。実は、働きはじめのころ、私がちゃんと働いているか、チワワ様をちゃんとお世話しているか、奥様がテープレコーダーを仕掛けて、こっそりチェックしていたそうなんです」

彼女は後になってそのことをご主人から聞き、ゾッとしたという。

「以来、たとえ家の中で1人で掃除をしていても……。怖くてオナラもできません!」

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