松嶋菜々子主演の『家政婦のミタ』第8話の瞬間最高視聴率は31.5%と、今年放映のドラマで最大のヒットとなっている。その影響で、いま家政婦たちが注目を浴びている。そこで現役の家政婦に、ドラマもかすむ超リアルな現場で「何を見た」のかを語ってもらった。

横浜市在住の佐藤睦(仮名・50代)さんは、1人暮らしの70代女性のお宅へと通っている。彼女が通うまでは、何か奥様にあったときは、親戚の60代男性Hさんと、隣人の40代男性Gさんが、手助けすることになっていたのだったが……。

「働きはじめて3ヶ月後、奥様が1週間ほど入院したことがありました。そこへ隣人Gさんがやって来て、『入院が長引くかも知れないから、奥様の預金通帳(1千万相当)と家の権利書を探してくれないか。Hさんに渡すことになっている』と言うのです」

びっくりした彼女は「本人に確認するまでは」と、その場は断り奥様に伝えたという。すると彼女も「寝耳に水」だったようで、2人に対し大憤慨。

その後、奥様は「家に置いていたらHやGに取られちゃうから」と言って、預金通帳を佐藤さんに預かって欲しいと懇願したという。困った彼女は、鍵のかかる引き出しにしまっておくよう奥様に伝え、その場を収めたのだが……。

「しばらくして、奥様が再度入院した際に、Hさんが直接、お金が入り用になるからと、通帳のありかを奥様に聞きに行ったところ、奥様が『あれは、家政婦さんに預けたから』って言ったんだそうです。えーーーっ!!今後、奥様に何かあったら、間違いなく私は2人に狙われてしまうでしょう。不安な毎日です」

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