12月3日、東京・丸の内ピカデリーで、映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の初日舞台挨拶が行われた。発表会には、主演の俳優三浦友和(59)、余貴美子(55)、小池栄子(31)、中尾明慶(23)、吉行和子(76)らが登壇した。
本作は東日本大震災が起こった3月11日の翌日に富山県でクランクインした。三浦は「これから人間にとって何が大切か、幸せの価値観とはと、いろいろ変わっていた時期でしたが、その中での2カ月間の撮影でした。その時の思いが映画の中に反映していたと、皆さんの心に届いたと信じています」と語った。
また、舞台挨拶の終盤では前作の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に出演した三浦の次男で俳優の三浦貴大(26)がサプライズで登場し、前作から今作につなげるという意味を込めてブレーキハンドルを手渡した。
貴大は、「ここに来れてすごくうれしいです。初日おめでとうございます」と挨拶をし、三浦は、突然の息子の登場にびっくりした表情を見せ、「ちがった形で初共演したかったな。でも、ありがとう。驚きました」と親子初共演に照れ笑いを見せていた。(撮影:江口明裕)