10月21日、大動脈弁狭窄症の手術を受けた武田鉄矢(62)。5時間に渡った手術は無事成功。現在、自宅療養中にも関わらず、12月5日には文化放送のラジオ番組『武田鉄矢・今朝の三枚おろし』を自宅で収録。徐々に仕事復帰へと向かっている。

そんな12月上旬の朝。武田に話を聞いたところ、彼は笑顔でこう語り始めた。

「さすがにまだ万全というわけにはいきません。体重も7キロくらい落ちましたからね。今回ばかりは本当に、家族のありがたさを痛感しました。入院中の入浴では、カミさんが胸の傷に触らないように、隅々まで洗ってくれました。ふだんは『早く嫁に行け!』と思っていた2人の娘たちも、想像以上に頑張ってくれましたよ」

現在は毎朝リハビリとして、ゆっくりと時間をかけた5千歩前後のウオーキングに勤しんでいるという。時間にして40分〜50分。歩きながら季節の移り変わりを眺めていると『ああ、僕は生きているんだ』という思いに浸れるという。

「’12年1月の検査を通過すれば、3月九州での舞台『101回目のプロポーズ』に出られます。だから、とにかく今は歩いて体力をつける。そしてお医者さまのOKが出たら、カミさんを温泉にでも連れて行ってやろうと。それが今の楽しみでもあり、張り合いなんです」

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