「来年、解散総選挙の可能性は大いにあります。民主、自民、公明の3党が談合し、増税法案を通過させた後、話し合い解散で総選挙をやることが密かに囁かれています。このシナリオがうまくいった場合、選挙後の政権は増税一門が組む“増税大連立政権”になる」
そう語るのは、「みんなの党」代表・渡辺喜美代議士(59)。2011年も終わろうとしているいま、渡辺議員は2012年の政界再編について大胆予測した。
「時期は、6月くらいかもしれません。そうなれば財政再建のために、消費税アップが必要だと言い出すでしょう。消費税をギリシャ並みの25%ぐらいにする道筋になりかねない。そのツケはすべて国民に回ってきます。日本が成長企業に戻れば税収が増え、増税なんてしなくてもいいのに。ホント、馬鹿げていますよ」
では解散総選挙になった場合、政界再編のキーマンは誰になるかと聞いたところ、渡辺代表は「橋下徹さんです」と語る。「みんなの党」は「大阪維新の会」と連携しており、『大阪都構想』の実現に向けて必要となる法改正案を、すでに橋下市長と思案中だという。
「できた法案を橋下さんが各党に投げかける。相当きつい内容になるので、尻込みする既成政党も出てくるでしょう。そのとき、橋下さんも決断すると思います。来年、解散総選挙があれば、橋下さんはみんなの党と連携して出馬する可能性もありますよ」