2月4日「取材対象である”被告”と恋に落ちた女子アナ」と世間を驚かせた、BS11の阪中香織元アナウンサー(27)と石川知裕衆議院議員(38)が、都内のホテルで結婚披露宴を開催した。

石川議員は元小沢一郎氏の経理担当秘書。小沢氏の政治資金団体の土地購入などをめぐる事件で起訴され、現在も控訴中だ。

香織さんにもまた、投資コンサルティング会社を経営する父親が架空増資事件にからむ証券取引法違反(偽計)容疑で逮捕された経験がああった。当時、彼女はアナウンサーとしてすべての番組を降板させられたという。

2人が出会ったのは昨年5月、知人のホームパーティでのこと。帰りのタクシーで2人きりになったとき、彼女のほうから「実は、私の父が特捜部に逮捕されたんです」と打ち明けたそうだ。「拘置所にも行ったことがあるんですよ」。すると石川議員は「僕も面会ってのがどういうものか見ようと思って、わざわざ行ったんですよ」と答え、”特捜談義”に花が咲いたのだった。

9月26日、石川議員に第1審有罪の判決が出る。「報道局中に速報が流れて。判決にはおかしい点がいくつもあったのに、一方的に書かれた原稿を読む。今までもこうして仕事してきたんだなと、改めて考えさせられました」(香織さん)

翌27日にデートで落語を見に行き、そのあと銀座の寿司店で「結婚してほしい」とプロポーズされたのだそう。

披露宴の最後、香織さんは読み上げた手紙の中でこう語っている。「私も一時は権力によって人生をメチャクチャにされかけましたが、結果的には私はあの体験の借りはきちんと返してやったと思います。権力も、前向きな努力だとか人間がその人の魅力に惹かれる気持ちだとか、そういう純粋な情熱には勝てないんだと、私は自分の体験を通じてそう思いました」

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