2月23日、都内で、『第64回日本消防協会定例表彰式』が行われ、消防応援団員として、菅原文太(78)が登場した。

団員を激励する特別講演『縁の下の力持ち』を行った菅原は、東日本大震災について「地震や津波だけなら時間をかければ再生できる。でも、目に見えない原発までとなるとわからない。なかなか明快な答えは出ないよな」と語った。震災で約200人の消防団員が殉職していることを受けて「みなさん命がけで地域に尽くしている。殉職した方の子供さん169人を何らかの形で支えていきたい」と宣言した。

被災地である宮城県仙台市出身の菅原は、これまで支援活動を続けている。山田洋次監督(81)の映画『東京物語』の降板理由については「こういう時代にどんな映画を作っても人の心を癒せない」と話し、「しばらくの間、劇映画はどうかと思う。だから山田監督と話し合って、ナシにしてもらった」と自ら降板を申し出たことを告白した。

今後の俳優活動は「納得できる作品があれば出るけど、こんなロートル誰も待ってないよ」と引退を否定した。また、「若い人も含め映画人は、東北は何も変わっていない状態にあることを心の片隅において、映画を作っていってほしい」と話した。(撮影:江口明裕)