「仮設住宅や、がれきが今なお積まれているところを見て、まだまだ復旧・復興には時間が必要なのかなと感じました。少しでも前向きで明るい気持ちになれる時間を提供できたらいいなと思いました」

2月22日、宮城県七ヶ浜町でそう語ったのは、嵐の松本潤(28)。この日、嵐の5人は津波被害のあった七ヶ浜町の国際ホールで東北3県の被害者約500人を無料招待し、シークレットライブを行った。メンバーそれぞれはこれまで何度か被災地を訪問しているが、5人そろっての訪問は初めてのこと。

「いまだがれきが積まれたままの被災地を歩く嵐の5人は、みんな押し黙ったままで、やっぱり何も言葉にできないようなショックを受けた様子でした」(地元住民)

この日、シークレットライブに先立ち、5人はアポなしで仮設住宅を訪問。仮設住宅の人たちと交流を深め、その後、夕方6時からの現地ライブへと臨んだ。

「5人が出てきたときには大歓声。様々な年代の方が集まっていましたが、会場はすぐに一体となり、ペンライトを振りながら大盛り上がりでした。目の前で歌う嵐がすごく近くて、感激で思わず泣き出す人もいたぐらいでした」(ライブの招待客)

嵐は新曲『ワイルド アット ハート』など11曲を熱唱。被災地の会場は感涙と笑顔に満ちていた。ライブ終了後には、またまた嬉しいサプライズが! 5人全員が1列に並び、招待された被災者500人全員を握手で見送ったのだ。1人ずつ言葉をかけながら、丁寧に握手を重ねるメンバーの温かさに、再び感動の涙を流す人が続出。

嵐のリーダー・大野智(31)はライブ終了後、『パワーを感じました。むしろ嵐が元気をもらったくらい、いい空間でした!』と、この日の感動をそう語った。

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