2月29日、都内で、映画「種まく旅人~みのりの茶~」の完成披露試写会が行われ、主演の田中麗奈(31)、陣内孝則(53)らが登場した。

本作は、大分県臼杵市を舞台に、田中演じるみのりが、病で倒れた祖父から茶園を急遽引き継ぎ、初めての農業に奮闘する姿が描かれている。臼杵市農政局長に出向した異色の農水官僚役を陣内が演じる。陣内は、終盤まで身分を明かさない役柄を「ミッション・インポッシブルのスパイのようなものと思っていただければと思っています。カーチェイスと爆破シーンを今、カットしているので、フラットになっていますが」と紹介した。

これには田中も爆笑。「はい、爆破はないんですけど、静かでじっくり、じんわりと暖かい映画です」と真反対で紹介した。塩屋俊(55)監督は「シリーズものを目指している。第1次産業を描こうとすると1本では全然終わらない。最低10本はやらないと」と続編を考えている監督の言葉に、陣内が「生活も安定します」と答えて再び笑いを誘った。

映画は農林水産省を題材とし、陣内が官僚役を演じていることから、この日は仲野博子農林水産省政務官(52)が登場。出演者たちに花束を贈呈し、映画のヒットを祈願した。(撮影:鈴木鍵一)

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