ロンドン五輪の前哨戦『アルガルベ杯』で準優勝に輝いたなでしこジャパン。だが、第3戦のアメリカ戦から”日本代表の顔”澤穂希選手(33)は会場に姿を見せなくなっていた。2月上旬から、足の故障があったことは報じられていたが。

「この10年来、澤選手がピッチどころかベンチからも姿を消したのは、初めてのことではないでしょうか」とスポーツ紙記者。現地のサッカージャーナリストは「初戦前の公開練習でも軽快な動きを見せていた。アメリカ戦の朝も川澄たちと楽しげに朝食をとっている姿が見かけられていたのですが……」という。

チームの精神的な支えである澤選手は、試合出場がなくてもベンチにいるだけで選手たちに安心感を与える存在。それが今回、決勝戦にも姿を現さなかった。ホテルでテレビ観戦と発表されたのだ。その理由は……。

「”自分抜きでも結果を出せ”という選手たちへのメッセージだったと思います。彼女の目標はロンドン五輪で金メダルを獲得することだけではない。自分が去った後の、なでしこの将来を考えての行動でしょう」(前出・サッカージャーナリスト)

澤から発せられた”鬼指令”に今回、若手のメンバーたちは見事に答えたといえよう。チームの支柱が欠場という厳しい状況のなか、そんな代表21人の絆を固めたのは意外なものだったという。前出・スポーツ記者は言う。

「練習を終えた後や試合のない日の夜の空き時間などに、選手たちはDVDで韓国ドラマを見ていたようです。お気に入りのドラマを見終わると、ほかの選手が持ってきた韓国ドラマを見るといった感じですね。いちばんの人気はチャン・グンソクのドラマだったみたいです」

若手なでしこの活力&結束は韓流ドラマのおかげだった? 成長著しい若手たち、今回準優勝の雪辱は”ロンドンの金”で果たしてほしい!

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