「勉強なんて嫌いだ! でも、俺は合格する! 待ってろ、キャンパスライフ!」

受験生の心を代弁したセリフを絶叫する、太マユ&マッシュルームカットの高校生。ものすごいインパクトで、思わずテレビに振り返ってしまうZ会のCM『気合』篇だ。高校生を演じているのは、俳優の加藤諒。CMでは学生服を着ているが、実際は21歳の大学生。
株式会社Z会・広告宣伝部は彼をキャスティングした理由をこう話す。

「CMには、受験勉強に気合は必要ですがそれだけでは合格できません。実績に裏付けられた実践的教材である『Z会の通信教育』で、力を培おうというメッセージを込めています。今回は構成がシンプルなだけに強いキャストが必要でした。加藤さんはオーディション会場に入ってきた瞬間から、スタッフから笑いが漏れるほど強烈なキャラクターでした」

撮影は昨年の11月、都内の河川敷で行われた。早朝、散歩中の地元住民や犬に、横目で見られながらの撮影だったそうだ。CMでの雄叫びは恥ずかしくなかったのだろうか? 加藤は撮影時をこう振り返る。

「叫ぶことが好きだったので、ぜんぜん感じませんでした。むしろ、がんばって叫んだので、面白いCMになってうれしいです」

現場では、セリフ・カメラの位置の変更、電車や飛行機の音が入るハプニングなどで、10回も演技を繰り返したという。

「声がかれてしまうのではと心配しましたが、彼は気合いで乗り切ってくれたみたいです」(製作スタッフ)

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