3月下旬、酒井法子(41)の長男(12)の卒業式が都内の小学校で行われた。式は午前10時スタートだったが、酒井は30分も前に受付に並び1番乗り。黒のベルベット地に刺繍やファーをあしらった豪華なコートに、髪をしっかりと巻いて、気合の入った”盛装”姿だった。
卒業式が始まると、ゲストの葉加瀬太郎(44)が奏でるバイオリンの音色が響き渡った。彼の長女もノリピーの長男と同級生だったのだ。
「酒井さんは本当に嬉しそうな表情で、卒業証書を受け取る息子の姿を見守っていましたよ。懸命になってビデオを回し、彼の晴れ姿を撮っていました」(出席した母親)
卒業式は2時間半で終了。母親仲間によると、酒井は”ママ友”との別れを惜しみ抱き合って涙を流していたという。すでに長男は中学受験に合格。4月からは志望校だった私立中学に通うことになるのだ。そこで卒業式の当日、笑顔輝く酒井に現在の心境を直撃してみた。
「おかげさまで息子も無事に卒業でき、心から嬉しく思っています。卒業までの6年間ですか? 本当にそれは大変でした。私たち母子を支え、助けてくださる皆さんのおかげで、ここまでやってくることができました。本当に感謝しています……」
だが”元夫(44)は卒業式に出席するのか”と質問をすると、途端に酒井はうろたえ、「ちょっと、その予定は今日もございません」と表情を曇らせた。
離婚から1年8カ月、その口調からは、元夫への断絶と、母子だけでの生活の覚悟がうかがえた。「もう息子には会わせたくない」というのが”本音”なのだろう。迎えの車のそばにいた運転手をちらっと振り返ると、「これからもみんなで育てていけたらいいなと、思っています」と、唐突に話題を変えたのだった。
最後に芸能界復帰について聞くと、「まだ、お話しできる段階では……」と言葉を濁し、頭を下げて去っていった――。