4月11日、都内で、石原慎太郎東京都知事(79)が製作総指揮、原作、脚本を担当する映画『青木ヶ原』の制作発表が行われ、石原都知事、俳優の津川雅彦(72)らが出席した。本作は、毎年多数の自殺者が見つかる青木ヶ原樹海が舞台。自殺をテーマに40代の男と20代の女が病気に苦しみながらも貫いた純愛を通じ、絆や命を描く。
石原知事は「久しぶりの自作の映画化で心ときめいている」と話した。次男の石原良純(50)も本作に出演しているが、石原都知事は「元々俳優で売れないからキャスターをやっている。もう少し年をとったら、味も出てくる」と話すと、「主演で新城監督に撮ってほしい。親バカです」と笑った。
「ご自身の出演は?」と質問されると、「そりゃ私は名優ですよ。これだけ世間をたぶらかしているんだから」と回答。さらに、「何の役をやりたい?」との質問には「石原慎太郎という役ですよ、悪役」と答え、会場を沸かせた。
また、共演の津川は、芸名の名付け親でもある石原と会見に立ち「こうやって一緒に肩を並べて会見に臨むのは2作目で56年ぶり。今日まで56年間、津川雅彦をやってきて、生みの親と一緒に記者会見ができるというのは感無量です」と語った。(撮影:柴田悟)