「フランス国内では新”ファーストレディ”のバレリーさんに注目が集まり、メディアでは頻繁に特集が組まれています」(在仏ジャーナリスト)

サルコジ前大統領を選挙で破った社会党のフランソワ・オランド新大統領(57)。新しい大統領”夫人”となるバレリー・トリルベレールさん(47)とオランド氏は、約6年前から交際しているが、正式に籍を入れていない”事実婚”の関係だ。

「現在、内縁関係にあるバレリーさんには2度の離婚歴があり、3人の子供もいます。大統領とファーストレディが”事実婚”というのは、フランス史上初めてのことです」(前出・在仏ジャーナリスト)

バレリーさんは労働者階級の家庭に生まれ6人きょうだいの5番目。父は体が不自由であったため6人の子供たちは、市立スキー場の出納係をしていたお母さんに、女手ひとつで育てられた。

「成績優秀だったバレリーさんは、ソルボンヌ大学で歴史学と政治学を専攻し、卒業後は写真週刊誌の『パリ・マッチ』と契約を結んだのです」(別の在仏ジャーナリスト)

この『パリ・マッチ』誌は、政治家や芸能人のプライベートの記事を売り物にしている雑誌。オランド氏とは、『パリ・マッチ』の取材を通して知り合ったのだという。ファーストレディが現役の週刊誌記者ということは大きな波紋を呼んだ。

「選挙中はサルコジ陣営から『社会党は大統領官邸のエリゼ宮に、パパラッチを送り込むつもりなのか?』と揶揄されました」(現地の新聞記者)

しかし、バレリーさんは「記者は私の天職。夫が大統領になっても、記者を辞めるつもりはないわ」と明言しているという。

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