「最近、困っているのはどこに行っても『手相を見てください』と言われ行列ができてしまうことです。友達の結婚式に行っても新郎新婦じゃなくて僕のところに人が集まってしまうんです。お葬式でおじちゃんが焼かれている間に親戚一同から『秀ちゃん、見てよ』と言われたときにはまいりましたね。そんなときに限っておばちゃんに”エロ線”があったりして(笑)」

そう話すのは、”手相芸人”として大ブレイク中の島田秀平(34)。心配りのある人にあるという”二丁目線”や気の強い人にあるという”あやまりま線”など、独特のキャッチーなネーミング診断が多くの人を引きつけている。

彼が手相の勉強を始めたのは10年ほど前。『原宿の母』に「あなたには”見る力”があるわ!」と才能を見いだされたことがきっかけだという。その後、手相診断を笑いに取り入れたことで、不遇の時代がウソのように花開いた。そんな島田だが、人気者になったゆえの”ある悩み”を抱えているという。

「実は”女性不信”になってしまいまして……。飲み会などプライベートで女性と会うと、ほぼ100%の確率で『手相見て』と言われます。すると、さっきまで『好きな人はいないよ』と言っていたのに、診断したとたん『実は気になる人がいる』と暴露されて……。『好きな人が2人いるんですけどどっちがいいですか?』など、本音がボロボロ飛び出してくる。『みんな、僕の手相が目当てなんでしょ』と信じられなくなりますよ」

もともと女性の前では緊張してしまう性格の島田。そもそも手相診断を始めたのも、『女のコと話すときに座持ちがいいかも』と考えたことが理由のひとつだったのだが……。

「でも、この4〜5年手相を見すぎたことで、それ以外の話になると硬くなるようになってしまいました。『あれ、何を話せばいいんだっけ?』と。本末転倒ですよ。キャバクラに行っても全然おもしろくないです。10分おきに女のコが来ては『手相見て!』と言われ、次々と診断しているうちに終了時間がきてしまう。それなのに、最後はこっちがお金を払うんですから(笑)」

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