6月4日、東京・千代田区で、舞台『ええから加減』の製作発表会見が行われ、女優・藤山直美(53)と高畑淳子(57)が出席した。
原作は第84回オール讀物新人賞を受賞した永田俊也の短編小説で、上方女漫才コンビの濱子と宇多恵を中心に物語は展開する。25年のキャリアがありながら、コンビの人気はそこそこといったところ。しかし、ボケ役の宇多恵が突然「上方演芸大賞を目指そう」と言い出したことから、状況は変わり始める。
漫才に初挑戦することから藤山は「本当の漫才コンビに勝てるわけはないので、お客さまに思ったより面白いじゃんと言われるぐらいになりたい」と、控えめに話した。これに対して高畑は「台本読みのとき、このままやったらお金とれる、と思った」と正反対の回答をして笑いを誘った。
また、高畑は実は「軽い追っかけでした」というほど藤山を尊敬しており終始ハイテンション。「藤山さんと組めるのをうれしく思ってます。いやがられてもへばりついていきます。終わったら『死んでもいい』くらいの気持ちで頑張ります」と興奮気味に意気込んでいた。(撮影:小山伸正)