4月の放送開始から高視聴率を維持し続けているNHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』。大ヒットの裏では、堀北真希(23)の父・下村建造演じる高橋克実(51)の支えが大きいという。
「この間も、階段のシーンで『もうちょっと上だと、真希ちゃんのパンツが見えるんだけどな~』と、あえて本人に聞こえる大きな声で言っていました。こうした高橋さんのひと言が現場を和やかにしているんです」(NHK関係者)
NGを出しても途中で演技をやめず、アドリブで押し通す。食事のシーンでは、食べるのに必死でセリフを言わないなど、ムードメーカーを自負する高橋は撮影中も如何なく力を発揮しているという。そんな彼の定番ギャグが“ハゲネタ”だ。
「高橋さんが真剣な表情で語りはじめたと思ったら、いつの間にか髪の毛の話に。『売れないころはアルバイトで生計を立て、地道にやってきた。そんななか髪の毛がなくなっていき……』と抜け毛の恐ろしさを物語のように続けるんです。もう、みんな大爆笑。以来、堀北さんは真面目なシーンの前は高橋さんを遠ざけるようにしています」(前出・スタッフ)
二重の“不毛”時代を語り、堀北から“出禁”扱いになった高橋。しかし、こんな心やさしい一面も――。
「昨年12月、気温わずか3度のなか、堀北さんが川に入って転ぶシーンの撮影がありました。現場は撮影前から緊張感に包まれ雑談も許されない重苦しさが張り詰めていましたが、克実さんは堀北さんを笑わせてリラックスさせていましたね。高橋さんのおかげでこの厳しいロケも乗り切れたんです」(制作関係者)
自虐ネタで絆を深める高橋。彼の笑顔と頭がドラマに明るい未来を照らしていた。