6月15日、ついにオウム真理教特別指名手配犯の最後の1人、高橋克也容疑者(54)が逮捕された。高橋容疑者と同居を続けていたこともある菊地直子容疑者(40)が逮捕されたのは、その12日前のことだった。

高3でオウム真理教に入信し、23歳から逃亡を始めた菊地容疑者。最後の2年間、彼女は内縁夫の高橋寛人容疑者(41)と神奈川県相模原市で過ごしていた。その潜伏先の様子について、家主が明かす。

「もともとあの建物は、幕末から明治にかけて造られた蔵でした。かの大隈重信公が政敵に追われたとき、あそこに匿われていたと聞いています。それくらい古い建物ですが、リフォームしてきれいに使っていました。挨拶程度しか話はしませんでしたが、彼女はどこか幸せそうでした」

また、突然やってきた逮捕の瞬間・直後について、家主はこう続ける。

「20時ごろ、彼女が確保された後に警察が来て『ガスを止めて』と言ってきました。中に入ると、キッチンのコンロは火がついたまま。空焚き状態の鍋には、豆腐が入っていました。まな板や水切りの上には、切りそろえられた野菜が。”最後の晩餐”となるはずの夕食は、湯豆腐のようでした。食事の準備がまさに終わったところ、夫の帰りを待つ彼女の生活のにおいが残っていました」

そのとき、内縁夫は前妻と食事をしていたという。帰らない夫を待ちながら、彼女は連行されていった――。