松山ケンイチ(27)主演の大河ドラマ『平清盛』の視聴率低下が止まらない。6月3日放送の第22話では、関西地区で9.2%という前代未聞の数字にまで落ち込んだ。「局内でも問題になっていて、プロデューサーの責任問題にも発展しそうです」(NHK関係者)
そこでNHKは驚きの挽回策を打ち出したという。
「まず『松山さんばかりクローズアップするのはやめよう』ということになりました。これまでの視聴率を分析した結果、『彼だけでは数字を取りにくい』ということになった。もちろん主演ですからまったく登場しないことはありえません。しかし、回によっていろんな人たちにスポットを当て『中心人物を複数にする』のがいちばんの変更点です」(制作スタッフ)
ここ数回で最も多く瞬間最高視聴率となったのは、ライバルの源義朝を演じる玉木宏(32)だった。すでにクランクアップしているが、妻・由良御前との夫婦描写を細かく取り上げていくなどして、玉木の出演回数を増やすことが決定しているという。
「現場では『今後は源氏をメインに』という声が高まっています。タイトルは『平清盛』なのですが……」(前出・制作スタッフ)
歴史的に有名な事件を大きく扱い、武井咲(18)演じる悲劇のヒロイン・常盤御前のストーリーを膨らませるなど、次々と”脱平家”の台本が練られているようだ。
「このままだと松山さんの出番は削られるいっぽう。下手すると、1話のうち5分ほどしか登場しないストーリーも考えられているみたいです。主演なのに”脇役”になりかねないため、意気消沈。誰も声をかけられない状態です」(前出・NHK関係者)
起死回生なるか――。