「3.11」から16年前の’95年に書いた論文で、福島第一原発の事故を、それも津波による災害まで予見していたと注目された物理学者がいる。’00年にがんで亡くなった物理学者の高木仁三郎だ。その62年の生涯はまさに「反原発のカリスマ」と呼ばれるにふさわしいものだった。原発推進派にさえ「尊敬する」と言わしめた、その人物像に迫った――。’38年、群馬県前橋市に開業医の三男として...

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