「和子夫人は、小沢元代表のことを『あの人は、国民の生活が第一と言いながら、自分のことしか考えていません。いつだって自分の勢力を拡大できるかどうかしか考えていない』と親しい人に漏らしています」(民主党関係者)

小沢一郎民主党元代表(70)の夫人の和子さん(67)が支援者宛てに書いた手紙が公開され、夫婦の不仲が決定的だということがあきらかとなった。和子さんの夫への不信感が頂点に達したきっかけは、東日本大震災後の夫の行動だったようだ。

《小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました》という手紙の文面からは、和子さんの”義憤”が表れている。

「夫に愛想を尽かして、自宅を出た和子さんの離婚の決意は固いものの、現状では法的に離婚は成立していません」(前出・民主党関係者)

和子さんの”夫憎し”の怨念はヒートアップ。地元の後援会関係者によれば、和子さんは”ある決意”を持っているという。「和子さん自身が小沢元代表の選挙区である岩手4区から衆院選に出馬して、夫を落選させる、というものです。和子さんは『あの人にこれ以上、政治家をやらせたくない。もし倒せるのであれば、私も出馬を考えます』と語ったそうです」

東日本大震災の対応で、地元後援会の信頼を失った小沢元代表。そもそも地元では、基本的に地元に戻って選挙活動をしない小沢元代表本人よりも、和子さんのほうが人気は高いそうだ。しかし、後援会の支援だけでは、和子さんが出馬するのは容易ではないという。

「もともとは表に出るのを得意としない方なので、出馬の決断に至までには、まだまだ高いハードルがあると思います。今回、出馬を漏らしたのは、離婚を認めない夫へ”私は本気です”という脅しの意味もあるのかもしれません」(後援会関係者)

関連カテゴリー:
関連タグ: