水泳の授業があるのに海パンを忘れ、メロスが大ピンチに。そこに「セリヌンティウス」こと親友の田中が海パンを差し出す。それは、田中自身がはいていたもの。思わず「それだけはイヤだ!」と、たじろぐメロス——。現在、放送中で、NEWSの手越祐也演じる「メロス」のアツい演技が話題を集めている、大塚食品『マッチ』のCM。

CMのモチーフになったのはもちろん、太宰治の名作『走れメロス』。勉強の合間やスポーツのあとに人気のビタミン炭酸飲料『マッチ』の今年のテーマは『友情』だ。

この撮影は、まだ肌寒い4月に鹿児島県で行われた。リアルさを演出するため、メロスと田中が掛け合いを繰り広げる更衣室は、3月まで実際に使われていた高校の部室を使わせてもらったという。ちなみに、更衣室で田中が海パンを脱いだ回数は、なんと14回!!

この田中役を務めているのは、俳優の風間拓也(19)。CMでは実際に泳ぐシーンはないものの、特技は水泳。さらに、相撲や茶道も得意という多彩な才能の持ち主だ。CM撮影の当日は、鹿児島特有の火山灰が吹き荒れ、耳の中まで灰でジャリジャリになったという。撮影時の様子を風間はこう振り返る。

「じつは、水着を脱ぐシーンがあると知ったのは、現場に行ってからだったんです。ちょっと抵抗もありましたが、ここはメロスとの友情のため、と覚悟を決めました。本当に脱いだかどうかですか? それはヒミツです」

なんと学生時代、本当に友人に水着を貸したことがあるという風間。その『あるある』経験が、見事な演技に生かされたのかもしれない。