「親しい人に『彼が主役をやっていれば、こんなことにはならなかったのに……。あいつが降りて、俺が”代役”をやらされたせいでこんな目に遭った』と、オダジョーは恨み節をこぼしているそうです」(テレビ局関係者)
オダギリジョー(36)が主演したドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)は平均視聴率3.9%。’00年以降に放送された夜のドラマとしては、最低記録を打ち立ててしまった。打ち切り発表から1カ月半、ドラマ惨敗を引きずっているオダジョーがボヤいた真相とはーー。フジテレビ関係者が、こう語る。
「実は当初、主演は藤木直人さん(39)で予定されていました。藤木さん本人が脚本を読んだ段階で『自分はミュージシャンでもあるので、役でミュージシャンを演じるのは難しい』という理由でオファーを断ったそうです。でも本音は『脚本がつまらない』ということだったそうですね」
藤木が脚本を読んで主演を断ったというドラマの代役を、なぜオダジョーが務めることになったのか?
「オダギリさんの所属事務所では、彼が稼ぎ頭。でも、このところ所属タレントの映画はヒットしないうえにCMの本数まで減っていて、どうしても彼に仕事をしてもらわないといけない台所事情があったんです」(芸能関係者)
本当は映画の仕事がしたいオダジョー。ドラマの出演には、あまり乗り気じゃなかったという。
「ドラマが始まり低視聴率が判明した早い段階で、オダギリさんの事務所もいろいろとテコ入れを画策し、脚本にまで口を出してきたそうです。もともとは、藤木さんが3児のパパを演じることをイメージして書かれた脚本です。キャラが違うオダギリさんが主役を演じるのには、かなりの無理があったと思いますね」(前出・芸能関係者)
一方の藤木は、出演の話を断り脇役として出演したドラマ『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系)がヒット。『家族のうた』の3倍近い平均12.8%の視聴率で、明暗を分ける形になった。