7月6日、吉永小百合(67)主演の映画『北のカナリアたち』の撮影が、北海道利尻島で再開された。

本作は、北海道の離島にある小さな分校で、教鞭を執る川島はると奇跡の歌声を持つ生徒6人に起きた悲しい事故から20年後、はるが生徒一人一人を訪ねることから真実が明らかになるさまを描いたサスペンス・ドラマ。

『現在』と『過去』を織り交ぜて描く構成の本作。昨年末から2月にかけて『現在』のパートを撮影した。今回は『20年前』の回想パート。海に飛び込んだり、自転車に乗ったりと、離島をアクティブに動き回る小学校教師を演じる。煙突を20メートル登って男子生徒を助ける場面もあるといい、吉永は「今回はアクションシーンが多いんですよ…最も得意な!」とジョークを飛ばして笑いを誘いつつ「腕立て伏せを毎日30回やって鍛えてます」とアピールした。

撮影前には、女優の故田中絹代さんの本を読んだといい「田中さんが亡くなったのは67歳。わたしも同じ年なんですね。同じ年で映画をやらせていただけるのは幸せ。何本やれるか分からないですけど、映画にかける思いを撮影に込めたい」と熱く語った。(撮影:小山伸正)

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