8月11日、ロンドン五輪のサッカーで日本初の銀メダルを獲得した女子代表『なでしこジャパン』が成田空港に帰国した。

出発便はエコノミークラスだったが、帰国便はビジネスクラスに格上げされた。メダルを下げて空港に姿を現した選手たちに、出迎えたファンから「お帰り~」と声を掛けられ、さかんにフラッシュがたかれた。

佐々木則夫監督(54)は記者会見で「現地ではそんなに日本の盛り上がりは分からないが、成田に着いてみると雰囲気が分かる。本当にありがたい」と話した。

主将の宮間あや選手(27)は「みんなで取った銀メダル。みんなが支えてくれた。一生忘れることのできない大会になった」と振り返った。力を出し切ったチームはこれで解散。「みんなの顔を見るだけで涙が出そうになる」と名残を惜しんだ。『集大成』として臨んだMF澤穂希選手(33)は、次の五輪を目指すかについて「4年後は37歳。まだ考えられない」と明言は避けたものの「サッカー選手としてはやれるまでやりたい。自分の中で『ここまで』と決めると、それ以上の成長がない。一度きりのサッカー人生なので」と話していた。(撮影:江口明裕)

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