16日、都内で、シンガー・ソングライター、松任谷由実(58)の楽曲と演劇がコラボした新趣向舞台『8月31日~夏休み最後の日~』の製作発表が行われた。

純愛をテーマに女優、貫地谷しほり(26)が意識不明になった元彼の脳内を旅する物語。ユーミンはストーリーテラーとしてナース姿などで登場しつつ、『リアリティ』など約15曲を生歌で披露し、舞台を盛り上げる。

脚本・演出を手掛ける夫・松任谷正隆(60)は「看護婦が一番のコスプレ。無理だったらやめます」と演出プランを暴露。当初はユーミンが占い師を演じる案もあったが「僕が由実さんにダメ出しをする図が浮かんだ」と苦笑いを浮かべた。

由実にとって帝国劇場に出演するのは初めてで、正隆も芝居の演出は初めて。「はっきり言って自信がありません」という正隆に対し、由実は「自信がないと言った演出家を差し置いて、私自身はもう勝ったようなものだと思ってます。役者さんの力と音楽の力を合体させ、観客の皆さんに『純愛』という名の『催眠術』をかけたい」と『帝劇』デビューに自信を見せた。(撮影:鈴木鍵一)

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