「ケンタロウさんはテレビに出ていたころとはすっかり変わってしまったようです。いまだにベッドで寝たきりの状態のため全身の筋力が低下し、10キロ以上も激やせしてしまったといいます」(ケンタロウ夫妻の知人)

2月4日、首都高速道路をバイクで走行中に転倒し、約6メートル下へと落下する大事故に遭った料理研究家のケンタロウ(39)。6月には料理番組『太一×ケンタロウ男子ごはん』(テレビ東京系)の降板も決定した。だが事故から6カ月、彼の容態は聞こえてこない。そんなケンタロウを支え続けているのが、妻でライフスタイリストの大谷マキさん(38)だ。しかし、直面している状況は予想以上に厳しいという。

「ケンタロウさんは、両手両足が麻痺してベッドの上ではずっと赤ちゃんのような姿勢でいました。意識はありますが、高次脳機能障害といって、記憶ができないこともあるようです。言葉も発するのがやっとの状態。感情表現もほとんどできず、食事も鼻からチューブを通して取っていました。入退院を繰り返し、現在はリハビリ専門の病院に転院されたようです」(病院関係者)

神奈川県三浦郡葉山町にある、自ら改築したお気に入りの自宅でケンタロウとマキさんは暮らしていた。だが、夫の看病を考え、マキさんは都内にあるマンションへと生活拠点を移しているようだ。

「マキさんは、毎日欠かさず夫のもとへと通っています。夫に向かって、『今日、こんなことがあったよ』とか『トイレ行きたい?』など積極的に話しかけているそうです。状況は厳しくても、そうして話しかけ続けることで、少しでも夫の反応がよくなってくれることを祈っているそうです」(前出・ケンタロウ夫妻の知人)

ケンタロウの現状と今後について、大阪府八尾市にある半田クリニックの半田宏院長は、「ケンタロウさんは高次脳機能障害、両手足の麻痺、寝たきりの状態で、その改善が半年たった今でも見られない。脳神経というのは一度ダメージを負うと回復しませんから、今後についてはかなり厳しいと言わざるをえません」と話す。しかし夫の看病を続けるマキさんは、まだ諦めていない。

「彼女の努力が届いたのでしょうか。最近、ケンタロウさんは少しだけ笑ったような表情をするようになったそうです。マキさんは『日本がダメなら海外療養に望みを繋ぎたい』とも漏らしていたそうです。彼女は、最後まで望みを捨てていません」(前出・ケンタロウ夫妻の知人)

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